「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」
2009年 01月 24日
リチャード・イエーツ原作の「家族の終わりに」を映画化。監督は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス(ケイト・ウインスレットの旦那でもある)
またレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが「タイタニック」以来11年ぶりに共演を果たした作品でもあります。
傍目には理想の夫婦が、理想と現実のギャップに苦しみ崩壊していく様を描いたものですが、これがかなりの毒を含んでおり、見終わった後どっと疲れますが、まさしく傑作。 レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの熱演が素晴らしい。こんなにもタイタニックの二人が成長したのか!!!と演技のぶつかり合いには鳥肌が立ちました。
私的には、ケイトが主張するフランスの生活がイマイチぴんと来ませんでした。というよりなぜそこに固執すのかがまったく分かりません。だから凄くレオの気持ちが良く分かるんですけど。
なんとか妻を放したくないということで、浮気の話を持ち出しても、まったく相手にされずバンバン他の女と寝ちゃえば?と言われるほどキツイものはないです・・・
最後の理想的な朝食シーンが素晴らしく、全てが元通りになったと喜ぶレオの笑顔が可愛かった。そのためその後の悲劇が浮き立ちます。
しかしかなり後味が悪い映画なのでカップルで見に行ったら逆効果だろうな・・・ある意味熟年の夫婦が見るといいかもしれません。