「ミスト」
2008年 05月 10日
映像化が難しいと言われているスティーブン・キングの原作を2度も成功(ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」)しているフランク・ダラボン監督の最新作。
今までの2作とは違い、完全にホラー一色のこの本作をどう映画化するのか?興味がありましたが、これがとても上手く撮っています。
霧の中から襲ってくる異形の生物(特に昆虫ですが)がとてもよくできており、虫嫌いな人な人には生理的に受け付けない映画になっています(笑)かなりエグイシーンもあったりしますからね。
そういう外的な恐怖と極限にまで追い詰められた人間の怖さ、中でも狂信的な女性ミセス・カーモディを演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンの迫力ある熱演に圧倒されました。いやいや怖い怖い・・・
原作にないラストシーンは、キングがこの案を聞いて悔しがっていたというエピソードがありますが、あまりにも救いがないので見終わった後ぐったりします。