「大いなる陰謀」
2008年 04月 19日
7年ぶりのロバート・レッドフォード監督作品。
ワシントンD.C.では、タカ派の議員とジャーナリストの対話、アフガニスタンでは、将来有望であった若者が、無謀な作戦で犠牲になる様を、カルフォルニアでは、教授と政治に無関心な若者との会話というような3つの舞台で展開される対話劇。
トム・クルーズが、野心家の若手政治家を演じていましたが、なかなか様になっています。メリル・ストリーブ扮するジャーナリストのやりとりは、互いに腹の探りあいをしながら様子を伺う様は緊迫していて見ていて楽しかったです。
ただ映画のテーマが政治に無関心であることの罪悪と自分で考え行動する大切さを問う作りになっていますが、なんかレッドフォードの考えを無理やり押し付けられている感が強く、見ていてかなり不快になりました。まあこの手の映画って、大統領選挙が近づくと一杯出てきますね。少なくともこれを見て選挙に行こう!と思わせれば御の字なのかな?