「パンズ・ラビリンス」
2007年 10月 06日
「ヘルボーイ」の監督ギレルモ・デル・トロの最新作。
1944年のスペイン内乱時代、周りの悲惨な出来事から逃れるため、少女は独自のファンタジーの世界に逃避するお話ですが、これが良くできています。
血みどろの現実と異形のモンスターが闊歩するファンタジーの世界との対比も良く出来ています。どちらをとっても異質な世界であることには変わりないのですが・・・それでも孤独な少女の生きる糧だったんでしょうね。ファンタジーの世界は・・・
結局少女はファンタジーへの逃避をやめ、現実と直面することを選びますが、それはそれで悲しい結末が・・・ここら辺の決着の仕方は上手いですね。感心しました。
セルジ・ロペスが、冷酷な独裁者を熱演。子役のイバナ・バケロもどことなく影があってよかったです。