「エンティティー 霊体」「合衆国最後の日」
2007年 09月 08日
霊体がレイプするというトンデモナイ話を映画化。どうもこれは実話らしい。
ある意味カルト作品の部類に入りますが、まだ未見だったので今回じっくり見ました。
主演はバーバラ・ハーシー。SFXも当時としては巧みであり、また屈辱される彼女の演技も凄かったです・・・時にあの見えない手で胸をもまれるシーンはいろんな意味でグロテスクだったし(笑)
まあ医学的には、中年おばさんのヒステリーにしか見えないですよね・・・客観的に見ると。
でもまさか霊体を液体窒素を使って捕らえようと大掛かりな装置まで作ってしまうとは・・・まあ映画としては盛り上がるところですが、これはまさか本当にはやらなかったよね?
結局謎は謎のまま、しかもまだ霊体に襲われるこの家族は、今はどうなっているんだろう?なんか疑問ばかり残ってすっきししない映画でした。
でもこの映画、中田秀夫がリメイクするとか噂になっているし、中田流にどう変わるか楽しみです。
「合衆国最後の日」を見ました。
ロバート・アルドリッチ監督のポリティカル・フィクション。
ベトナム戦争に対するアメリカの秘密を国民に暴露させるため、核兵器を占拠したテロリストとアメリカ政府の攻防を描いた作品。
時代が時代なので、かなり古臭さを感じさせますが、お金もかかっていないのに妙に面白かったりします。これもスプリット・スクリーンや、テレビモニターを使ったサスペンスを上手く演出した監督の腕なんでしょうね。
また出ている人たちも、バート・ランカスター、ポール・ウィンフィールド、バート・ヤング、リチャード・ウィドマーク、チャールズ・ダーニング、ジョゼフ・コットンなど一癖も二癖もある役者ばかり。男臭すぎる(笑)
ただあまりにもラストがあっさり過ぎるのがね・・・・ある意味ビックリしました。