「THE MYTH/神話」
2006年 03月 21日
ジャッキー・チャンが歴史もの、特に武侠アクションに初めてチャレンジした作品。
ただ2000年前の秦のお話と現実のお話に分けており、2000年前の秦のお話は現実のジャッキーが見る夢として描かれているのが上手い。
現実のお話では、いつも通りのコミカルなジャッキーのアクションが見られ、夢の中での話は、ストイックな武侠アクションが堪能できるつくりになっています。
もともとジャッキーの映画では、死人は少ないし、血をドバドバ出す残虐シーンなどは意図的に見せてなかったですけど、さすがに今回の映画では歴史物であるため、バタバタと死んでいきます。でもやっぱジャッキーにはこういう血なまぐさい映画は似合わないな・・・・・
意外にお話はしっかりしており、クライマックスの無重力に浮かぶ始皇帝の地下宮殿は見ごたえがあったし、2000年にも渡る恋のお話も泣かせます。
ラストはもの悲しい終わり方になりましたが、これもジャッキー映画には珍しいかも?
ただその直後に、恒例のNGシーンを入れてしまうのは・・・ぶちこわしじゃん。もうちょっと余韻をもたしてもらいたかったけど、まあこれがジャッキー映画だからしょうがないかな?
ヒロインには韓国のキム・ヒソン。結構な美人ですが、なんかよく見るとフジのお天気アナウンサーの小林麻央にそっくり。うーむ、そう思うとなんかありがたみがないな(笑)