「ブロークン・フラワーズ」
2006年 04月 29日
ジム・ジャームッシュ監督の最新作。2005年カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた作品。
いるかいないか分からない息子探しのため、別れた女たちに会いに行くかつての色男が繰り広げるロードムービー。主人公をビル・マーレーが飄々と演じており、中年男の哀愁を感じさせ素晴らしい演技を見せてくれます。
ジム・ジャームッシュ監督は、気まずい妙な間を上手く撮ることができる監督さんで、今回も如何なくその腕を振るってます。別れた女を訪れるというのは、それだけでも気まずいのに、別れた女とその旦那さんと一緒の食事なんて・・・・もうたまりません(笑)
ラストはかなり意味深な終わり方で、観ている人をぽかーーんとさせてしまいますが、あの車に乗っているジャージの青年は、実のビル・マーレーの息子さんだそうで・・・
まさにとびっきりの捻った終わり方で感心しました(笑)