「UDON」
2006年 08月 29日
踊る大捜査線の本広克行監督作品。
香川の讃岐うどんをテーマにした物語。なかなか目の付け所がいいなーーと思って見てみると、構成は2部構成になっており、1部がタウン誌がうどんをテーマにしてブームを作り出すさまを面白可笑しく描いており、2部が急死した親父のうどんを再生しようとする息子のシリアスドラマとなっています。この構成がまるっきり合っていない。まるで別物の映画となっており、映画全体としてみるとなんかチグハグな感じになってます。でもなぜか第2部の泣かせ所は、見事私の泣きツボを抑えておりもう号泣・・・前も感じましたが、この監督の泣かせのツボ、私に妙に合ってます(笑)
ただ最後、息子の行動が理解できない。なぜ????の嵐。そこらへん、ちゃんと映画本編で説明して欲しかったな・・・肝心なところで手を抜かれても困ります。
ユースケ・サンタマリア、小西真奈美、トータス松本が出てますが、トータス松本がこんなに演技上手いとは思ってませんでした。彼の「祭りには必ず終わりがある。」と現実的な考え方は妙にしっくりしました。