「ブラック・ダリア」「レディ・イン・ザ・ウォーター」
2006年 10月 14日
ジェイムズ・エルロイ原作「ブラック・ダリア」の映画化。監督はブライアン・デ・パルマ。
原作は読んでないですけど、うーんあまり面白くなかった。
テーマ的には、一人の女性の死に翻弄されていく二人の刑事の確執を描いたもので、如何にもデ・パルマが好きそうな題材なんですけどね・・・無理やり話を詰め込んで破綻しているという感じ。その破綻さも物語を崩壊させるような破綻さではなく(こっちがデ・パルマらしい)、中途半端な破綻さなのがイラつきます(笑)
致命的な欠点は、ヒラリー・スワンクと「ブラック・ダリア」を演じた人がまったく似ていなかったこと。これは、やはり一人二役じゃないとダメだったんじゃないかな?
それにスカーレット・ヨハンソンも色っぽくなかったし。やっぱ「マッチポイント」の方がずっといいです。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」を見ました。
M.ナイト・シャマラン監督の最新作。
今回は自分の娘を寝かしつけるために即興で作った御伽噺を映画化したもの。
そのため、映画自体はリアリティはなく、ホント子供が楽しめるような映画になっています。まあ大人が見るのにはちょっと・・・
本作、かなり酷評されてますが、みんなこれは御伽噺という設定を忘れていたんじゃないかな?
御伽噺は、そんな細かなツッコミいれちゃいけないんです。日本昔話にツッコミ入れないのと同様です(笑)
ただ映画評論家を殺してしまったり、自分が世界を救う偉大な作家というのはやりすぎじゃないかな?