「父親たちの星条旗」
2006年 10月 28日
クリント・イーストウッド監督の硫黄島2部作の第1弾。第1弾はアメリカから見た硫黄島の激戦のお話ですが、硫黄島の英雄に祭り上げられた若い兵士たちの苦悩を淡々と描いており、国は兵士を使い捨てにしていく現実をドキュメンタリータッチでちゃんと描いているのが上手い。
最近のイーストウッドの監督業の充実振りは凄いと思う。まさに本作品は禅に到達した感もあるのでは?
映像的には硫黄島上陸シーンが凄い。まさにイーストウッド版「プライベート・ライアン」である。まああれほど人体破壊にこだわった?作品ではないが、あの絵作りと迫力はすざまじい。
まさに傑作であるが、ここまでデキがいいと第2弾の「硫黄島からの手紙」はどうだろう???と心配してしまいます・・・