「私をくいとめて」を見ました。
綿矢りさの同名小説の映画化。監督は大九明子。
のん主演のラブコメディ。脳内にいるもう一人の自分Aを相談役としてシングルライフを満喫するOLが、年下の営業マンと恋に落ち右往左往する物語。この脳内の自分の声が中村倫也というの凄い。もう声だけで彼と分かりますからね。まさに独特の声!
そしてこの映画の凄い所は、結婚してイタリアに住んでいる親友役として橋本愛が登場。朝ドラ「あまちゃん」以来の7年ぶりの共演。なんかこの二人を見ているだけでにんまりしてしまう・・・
一歩前に踏み出そうとして踏み出しきれない感じは、よくあることで、せっかく恋仲になったとしてもそうそう思い通りには物事は運ばず、これなら一人の方が良かったと感じるのは凄く共感してしまう。でもそれを越えた先に新しい世界が広がると思えばこれもまた楽しいということなんだけどね。そこら辺のめんどくさくて、もどかしい感じをのんがなかなかの好演。年下の恋人役の林遣都もまさに適役。
「勝手にふるえてろ」と似たような感じを持ったが、それも当たり前。原作も監督も同じだったとは!あとから気が付いた(笑)