「教誨師」
2018年 10月 27日
6人の死刑囚に対峙する牧師のお話。6人の過去に犯した犯罪は話を通じて分かっていく展開ですが、閉鎖された空間での会話劇なので、凄く単調で正直途中でダレてしまった・・・
死刑囚の一人(おそらく相模原で知的障害者を数十人殺した奴がモデル)に論理的に問い詰められ、牧師の過去のトラウマが浮き彫りにされていく様は、一つの捻りであるが、これが成功したとは思えないな・・・なんかこの話だけ浮いちゃった気がする。
あんなに世を嘆き、死ぬのは怖くないと言っていた死刑囚が実際に死刑が執行される際、凄く取り乱していたのが妙にリアルで怖かった・・・
光石研の陽気なヤクザのダークさ、烏丸せつこの饒舌なサイコパス(おそらく尼崎事件の主犯格がモデル)、古舘寛治の身勝手なストーカーが強烈に印象に残った。彼らは自分の罪を認めず、結局他人が悪いと自己を正当化するんだろうな・・・