「あしたのパスタはアルデンテ」
2018年 08月 19日
主人公ははゲイで、小説家を希望、それを兄に相談したところ、兄が先に自分はゲイだ!と家族に宣言してしまい、結局会社経営を押し付けられる展開へ・・・
ゲイに対する諸問題をコミカルに笑いに変えているところが面白い。ゲイの弟に、母親があんなに一緒に過ごしていたのに兄のゲイを分からなかったと愚痴を言うシーンは笑ったし、一番鈍い姉貴が、実は兄と弟がゲイと知ってたというのもね。
遊びに来た弟のゲイ友達を、全然家族が気づかずに接客するシーンも笑える。
ゲイであることを知りながらも弟に恋する職場の豪快女性も素敵。
最後は、過去のおばあちゃんの結婚式のパーティから、おばあちゃんの葬式のパーティに移っていき、過去と現在がいりまじった家族パーティになっていく・・・そして主人公の愛する男と好ましく思っている女性が仲良くダンスして主人公に微笑んでいるシーンの素敵さ。誰かに縛られること無く自由奔放に生きていく楽しさを再確認させられる。
ただ主人公は、小説家になりたいと告白はしたが、自分はゲイだと言ってないところから、まだまだ揉めそうだ(笑)
意外とこの素っ頓狂な邦題は合ってるような気がする。アルデンテは固ゆでだからね。家族が固まるという感じがよく出ている。でも周りの評判は散々だけどね。