「ダンガル きっと、つよくなる」
2018年 04月 06日
インド女子レスリングの星ギータ、バビータ姉妹の実話を基にした物語。監督はニテーシュ・ティワーリ。
まさに王道のスポコン物語。自分がなし得なかった金メダル獲得を娘2人に託し猛特訓をするという日本の昭和を髣髴させるまさに大映ドラマでした。
泣く娘の尻を叩いたり、反抗したら坊主にするという星一徹如く厳しい父をアーミル・カーンが熱演。筋肉隆々の肉体美を見せつけ、年を取るにつれてそれが見る影も無くぶよぶよになる姿まで特撮なしで、演じた演技バカの迫力には圧倒されました(27kg太って27kgやせるとはロバート・デ・ニーロか!)
単に自分のエゴでレスリングやらせていると思いきや、娘たちの将来を慮り、この才能でインドの女性差別を跳ね除けて自分の進む道を勝ち取れという親の想いがあったとは・・・なんか泣かせます・・・
それに思っていた以上のレスリングの迫力には驚きました。結果は分かっているのに最後の決勝では手に汗握るほどの興奮でした。まさにロッキーですな!演じている役者さんもご苦労様といいたい。
しかしインド映画なのに、踊りがまったくないのには驚きました。歌のシーンはあったんですけどね。トレーニングシーンでの娘のぼやきの歌でしたが(笑)