「64-ロクヨン-前編」
2018年 03月 29日
横山秀夫原作サスペンスの映画化。監督は瀬々敬久。
NHKでドラマ化されたピエール瀧主演の64を見ましたが、これがなかなか面白かったので期待しましたが、まだ前半だけですが、うーんなデキですな。
主演の佐藤浩市よりは確かにこの役はピエール瀧の方が似合ってます。まさに上からも下からも突き上げられる中間管理職の悲哀がにじみ出てますからね・・・佐藤浩市にはそういう雰囲気醸し出せないからね。
前編は、記者団との別件(妊婦が引き起こした事故の匿名の件)での争いと警察機構のしがらみがメインになっており、肝心の64事件がおざなりになっています。確かにこちらの要素もこの作品の魅力なんですが、ここまで絞られちゃうと64事件を見に来た観客はあれあれ??と思ってしまうのでは?
前編ラストで、64の模倣犯の事件が起こり後編に続くとなりますが、このデキだと後編見たいと思う人少ないかも・・・
しかしこの映画、豪華な役者陣でびっくり。奥田瑛二、仲村トオル、吉岡秀隆、永瀬正敏、三浦友和、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、窪田正孝、金井勇太、筒井道隆、鶴田真由、赤井英和、小澤征悦、坂口健太郎、芳根京子、瑛太、椎名桔平、滝藤賢一などなど。よくぞまあこれだけの役者を集めたものだ。
ちなみに瑛太の役をドラマでは弟の永山絢斗がやってました(笑)