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おきらくごくらくに日々起こったことを書き連ねていくブログ


by konsun
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「ハクソー・リッジ」

 「ハクソー・リッジ」を見て来ました。
「ハクソー・リッジ」_d0110274_20245252.jpg
 
 第2次世界大戦中に銃を持たずに戦地入りし、多くの負傷した兵士を救った実在の人物デズモンド・ドスを描いた作品。監督は10年ぶりに監督業に復帰したメル・ギブソン。
 
 実話に基づくお話ですが、この映画を見るまでデズモンド・ドスという人まったく知りませんでした。
 
 戦争描写は「プライベート・ライアン」級で、かなりエグイです。防弾ヘルメットをしていても1発目でヘルメットが飛び、2発目でとどめをさされるという描写が何度も出てきますし、戦場の死体が腐敗したり、ネズミに食われたりと腐敗臭が漂ってきそうなほど・・・
 もう見るのがやばいほどの描写の連続の中で、命をかけて人を助ける凄さを改めて感じました。散々銃を持てない腰抜け、臆病者扱いだったのが、まさに英雄級の活躍をし、その人を助けるだけではなく、その人と繋がっている家族や友人たちをも助けたということに今更ながら感動いたしました。
 これも子供の頃の環境(親父が戦場でぼろぼろになってPTSDに苦しんでいる)、兵隊訓練での疎外感(確かに軍にとっては、上官の命令に背く部下は規律が守れないだろうな・・・)があってこその感動で、よくここまでタメたなという構成になっています。
 
 このデズモンド・ドスを演じたアンドリュー・ガーフィールドがまさに熱演。しかもなんとなくご本人に似ているのがなんとも。
 
 ただちょっと宗教臭い所がメル・ギブソンぽい(特に神々しいラスト)ですが、今回はそれがマイナスではなくプラスに働いているところが絶妙。
 
 やっぱメル・ギブソンは役者よりも監督業の方が向いてるかも?
 
by konsun | 2017-06-24 11:58 | 映画 | Comments(0)