「3月のライオン 前編」
2017年 03月 24日
羽海野チカ原作マンガを、2部作で実写化したドラマの前編。監督は大友啓史。
家族を亡くして孤独に生きてきた将棋プロ棋士の少年の成長を描いた作品。
脚本、演出がかなりイマイチ。なんか物語の表面だけをなぞっている感じがヒシヒシと見受けられる。なぜ肝心な台詞をはしょるのかが分からない。理解に苦しむ。
それにエピソードを詰め込みすぎて、どれも薄くなっている脚本の構成も問題あり。
やはりこの前半を2部に分けた方が良かったのではないかな?後編に予定されているひなたのいじめ問題や川本家のおやじの話は、ボリュームがありすぎて、しかもかなり重い話なので、それを1本にまとめるのは、嫌な予感しかしない・・・
ただ役者は完璧。神木隆之介、佐々木蔵之助、伊藤英明、豊川悦司、加瀬亮はホント原作のイメージと同じ。心配だった川本家の3姉妹(倉科カナ、清原果耶、新津ちせ)、有村架純は思っていた以上に合っていた。唯一残念だったのは染谷将太。特殊メイクが違和感ばりばり。なぜちょっと小デブの役者見つけてやらせなかったのか・・・・