アンジーは私の理想の男性だった! ~ヤマザキマリ「はみだしっ子」を語る~
2015年 04月 04日
アンジーは私の理想の男性だった! ~ヤマザキマリ「はみだしっ子」を語る~
に行ってきました。
場所は明治大学駿河台キャンパス リバティタワー6階 1063教室。
30分前に到着しましたが、既に席は7割方埋まってました。
だいたい250人程入るホールでしたが、開催時には立ち見が出るぐらいの大盛況。
女性が7割以上占めてましたが、意外に男性も多かったのが驚き。てっきり私ぐらいかと思っていた(笑)
基本ヤマザキマリさんと漫画研究家のヤマダトモコさん、本展示会の主催者の方のトークショーでした。
いやーヤマザキマリさんはテルマエの作者としか知りませんでしたが、ボーイッシュで美しい方で、しかもしゃべりが上手くて驚きました。
話の内容は
・アンジーはアハンである(笑)
・アンジーほど魅力あふれるキャラはいない。軟弱そうだけどマッチョである。
・女性的な強さを持つほど男らしい。(ヤマザキマリさんの好み?)
・女性はマルチタスク、男性はシングルタスク
・サーニンのような男性は多いけどアンジーみたいな男の人は少ない
・アンジーの優しさは、母親に捨てられたけどその愛情は理解できているせい?他の3人は親から精神的肉体的に虐待されていたから・・・
・グレアムとマックスはあまり好きではない?黒髪、金髪と呼んでた(笑)
・ヤマザキマリさんは母子家庭で母親がビオラ奏者で、その道に子供を進ませようとかなりのスパルタ教育を受けていた。そのためグレアムの気持ちが良く分かる。
・ヤマザキマリさんは中学生で、一人でヨーロッパに行かされた。ある意味はみだしっ子の世界そのまま?
・こんなにさまざまな大人を描いた作品はない。病んでいる大人ばかり(笑)
・グレアムのおばさんの死にざまがホラーである(笑)
・4人の異なる視点で、大人の世界を立体的に描いているところが凄い。
・はみだしっ子の舞台はイギリスでしょう。
・雪の違いを描き分けられている。三原順が北海道育ちのせい?
・漫画ではなくこれは小説。1ページに入っている情報量がはんぱじゃない。
・外国にこの漫画を紹介したいけど、外国はまだまだ漫画というのに抵抗がある。
まだまだ拾えてないエピソードが多いですけど、2時間弱のトークショウでしたが、内容的には濃かったので、ホント良かったです。