「百円の恋」
2015年 01月 23日
2012年に新設された脚本賞「松田優作賞」第1回グランプリを受賞した足立紳の脚本を、映画化。監督は武正晴。
まったく情報なしで見ましたが、まさか女ボクシング映画とは思っていなかったので驚きました。
ニートで醜い女が、家を飛び出し、さまざまな痛い目に遭いながらも、ボクシングに惹かれ覚醒する流れは、有りがちですが、安藤サクラの熱演により痛烈に訴えてくるものがあります。
後半のボクシングシーンの怒迫力も凄いです。よくぞここまでやるもんだと感心。
もう動きがキレキレでしたからね。
でもどんなに努力しても報われない壁があるというの冷酷な真実ですからね・・・
また脇役もいい味出してます。寡黙でダメ男な元ボクサーの新井浩文はもちろんのこと、コンビニのおしゃべり店員、ジムの会長(あの適当さが好き)、廃棄弁当を漁るおばちゃんなどなど。