「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」
2012年 09月 12日
1997年のTVドラマから15年続いてきた踊る大捜査線の最終作品。先週公開されたスペシャルドラマが妙につまらなかったので、過度な期待をしていませんでしたが、意外と面白かったです。
警察官僚の腐敗と所轄刑事の正義との対立をテーマにしてきた作品でありましたが、まさしくラストで”新たなる希望”が見えてきて一応決着が付いた感じで、ああこれで本当に踊るは終わりなんだなと実感しました。特に室井と青島のラストの語りはTV第1話を彷彿させており、ここで始まり終わるのかーと感慨深いものがありました。
ただそこに至る経緯と今回の事件に関してはあまりにも脚本が酷すぎる(笑)3を撮ったとき、鳥飼や小池が4で暴露されるそこまでの想いをもっていたとは到底思えません。まさに取って付けた感じ。特に鳥飼はあそこまで情熱的で馬鹿ではないと思うんですけどね・・・でも何気に上層部と刺し違えて、室井さんに後を任せるという思いがあって、わざと室井&青島をワナに嵌めたような気もしたりします・・・
ただクライマックスの決着のつけ方が力技過ぎてビックリ。あれはやりすぎ。
でも犯人役の香取信吾が出ているからといって、バナナ倉庫でのアクション(香取信吾はバナナのイメージキャラクターです)はね・・・
余談ですが、水野真紀がちゃんと出演できて本当に良かったです。今まで大人の事情で出られませんでしたが、最後の作品だからということで織田裕二が裏で手を回したとか・・・織田裕二グッドジョブ!ちょっと見直しました。
でも肝心の青島とすみれさんの今後がまったくぼかされていたのには消化不良でした。ご想像にお任せしますという意味合いなのかな?そう考えるとオープニングでの夫婦芝居はファンサービスだったのか(笑)
ちなみにこの映画の予告、編集であそこまでだましちゃだめでしょう。