「戦火の馬」
2012年 03月 24日
マイケル・モーパーゴ原作の映画化。監督はスティーブン・スピルバーグ。
戦争に翻弄される一匹の馬と育てた青年の物語。
如何にも娯楽・感動作は、このように撮るんですよというような教科書的な非の打ち所の無い作品。確かに2時間半という長時間飽きずに見させる演出は凄いと思いますが、なんか心に残らないんですよね・・・やっぱスピルバーグはある種の毒を吐かないと魅力的じゃないんです。つくづくこの映画を見てそう思いました(見方が、ひねくれすぎているのかな?)
馬の演技がなかなか凄く、逆に人間の演技がへたっぴに見えてしまうほど。あの鉄線で絡まれ動けなくなったシーンはさすがにCGだと思いますが、良く出来ていると思いますし、ラストの夕焼けシーンはホント美しかったです。