「オカンの嫁入り」
2010年 09月 04日
咲乃月音原作の映画化。呉美保監督作品。
宮崎あおい&大竹しのぶの親子の物語。
映画予告で、バレバレでしたが、ある意味よくあるような素材で頑張ったと思います。ただ母親役の大竹しのぶは、前半もっと破天荒に暴れても良かったんじゃないかな?なんかおとなしかったような気がします。ただ二人のなりそめが、あまりなかったのがね・・・納得がいかない。
宮崎あおいもいい味出してました。いい歳した大人が、何をスネてるんだろう?と思いきや、あんな精神的過去があったとは・・・ちと驚きました。
ラストが幸せの絶頂であるオカンの結婚式で終わるところが素敵。この監督のセンスの良さが光ります。平凡な監督さんなら、母親が死んだ後もだらだらと泣かせるシーン作って終わるんじゃないかな?
意外と感心したのが、桐谷健太。こんなに味のある演技が出来る俳優さんだとは思ってもいませんでした。
ちなみに白無垢の大竹しのぶは、うーんどうみても美しく見えなかったのが残念。ここはもっと気を使って撮って欲しかった・・・ちなみに映画予告でもばっさり切ってあるので関係者もこれはあかんと思ったんでしょうね(笑)