「必死剣鳥刺し」
2010年 07月 24日
藤沢周平“隠し剣”シリーズの映画化。監督は平山秀幸。
思っていた以上に面白い映画でした。
クライマックスの豊川悦司の鬼気迫る演技は凄かったです。だんだん血の気が失せていくメイクもお見事でした。最大の敵役である吉川晃司(本当は戦う相手ではなく同じ志を持つ同士なのにね・・・)ですが、まさか吉川晃司がこんなに時代劇に似合うとは思ってもいませんでした。吉川VS豊川の死闘は久しぶりに燃えました。
案の定、岸部一徳はいい人に見せかけて実は・・・というパターンでしたが、意外と話が安っぽくならず面白かったです。
しかしタイトルにもなっている必死剣鳥刺しとは、ああいうことだったんですね。しかしこのワザって1回しか見せられないのに、なぜその名前だけが広まっているのかが良く分かりません(笑)