「恋するベーカリー」
2010年 02月 19日
「ホリディ」「恋愛適齢期」のナンシー・マイヤーズ監督作品。50を過ぎた中年女性の生き方を描いたラブコメディ。意外と下ネタ満載(特に女同士の下ネタはかなりイタイ・・・)でびっくりはしましたが、「マンマミーア」で弾けたメリル・ストリーブが好演で、見ていて楽しかったです。また別れた夫のアレック・ボールドウィンが、お茶目で素敵。(ビデオチャットでオールヌードになったりするしね)かなり太って昔の面影はまったくありませんが、なんか熊みたいで可愛かったりします。ただこうも脳天気で後先考えない男だとホント結婚していたときは苦労したんだろうな・・・と思ってしまいます。
このアレック・ボールドウィンの恋のライバルとしてスティーブ・マーチンが出ていますが、彼もめっきりいい役者になりましたね。繊細で気の小さい男を上手く演じてました。
後姉の婚約者(ジョン・クラシンスキーがもうけ役)が、色々気苦労するシーンはお約束ながら爆笑でした。
結構先が見えない展開でヤキモキしましたが、最後ほのぼのとして終わったのは、さすがにハリウッドマジック。でもこういう終わり方好きです。
ちなみに原題は「It's Complicated」で、誰かに何か説明を求められたときに「まあ、いろいろあって大変」などと言葉を濁すときの慣用句。だから恋するベーカリーっていう邦題は変。なんせベーカリーってほとんど出てこないからね(笑)