「風が強く吹いている」
2009年 11月 22日
三浦しをん原作の映画化。無名大学の落ちこぼれ陸上部員が、箱根駅伝を目指し奮闘するスポコンもの。
落ちこぼれだけど、10人の個性溢れるランナーたちが魅力的で、楽しい映画でした。
特にキャプテンであるハイジ役の小出恵介が、ホント良かったです。みんなの世話役を買い、補欠のいない10人で箱根を目指すというとんでもない目標にみんなが付いていったのは、彼の人柄のおかげでしょうね。言葉の端々に気遣いが感じられました。でも時には辛らつなことも言うブラックハイジも見え隠れしているところも良かったです。
それとカケル役の林遣都、彼のランニングスタイルは本当に現役のランナーと見間違うほど洗練され綺麗でした。
ジョージ、ジョータのどちらかは忘れましたが、告白されたと勘違いしてニヤケながら走るシーンには笑いました。
神童くんの田舎の母との会話には号泣。いやー不意を突かれて泣かされました。
後ユキの山下りのハイスピードの展開のとき、カケルが見ている風景はこんなに寂しい風景なのか?と共感するところは良かったです。
ただ最後の盛り上がりがね・・・伏線があってバレバレだけど、見せ方が悪くてアレ?アレ?という感じだったのが残念でした。もっとちゃんと抜くシーン、抜かれるシーンを映像にしておかないと。