1997年版「髑髏城の七人」
2017年 05月 21日
1990年に初演ですから、1997年は2回目の再演。天魔王と捨之介が古田新太の一人二役の頃の作品。
もともと古田新太の罰ゲームで始まった一人二役。前の舞台で、のんびりしすぎて出番を忘れてしまった古田新太に激怒、のんびりさせる暇を無くす!という形で決まったらしい?
確かに一人二役だと、最後の方がしっくり来るね。信長の影武者であった天魔王と捨之介だから同じ顔というのも納得がいきます。
大きな流れは変わっていないけど、沙霧と極楽太夫のキャラがめちゃくちゃ違う。まあこれも演じている人が芳本美代子、高田聖子ですからね。あんな下品で大阪弁丸出しの極楽太夫にはホント驚いた(笑)
それと古田新太のスケコマシぶりもね。女に抱きつかれると無意識に腰が動いてしまう。まあこういう下ネタ満載も持ち味だしね。
殺陣はやっぱ最近の方が凄いけど、よくあの狭いスペース(そうは言ってもサンシャイン劇場)で100人斬りをしたものだと感心。
こういう昔の作品見ていると、今の髑髏城は物語的にも、キャラ的にも洗練されてきたことが分かります。
今後、鳥・風・月・極限?でどう変わっていくか?楽しみです。