「信長協奏曲」
2017年 04月 15日
石井あゆみ原作マンガのドラマ化を経ての映画化完結編。監督は松山博昭。
原作とアニメがとても良く、ドラマ化も期待したのですが、大幅なキャラ設定の変更(特におしとやかな帰蝶が、男勝りの女性になったのは、演じる柴咲コウのためか?)、合戦の大げささ(桶狭間の戦いは酷すぎた・・・)と目に余るほどの改悪ぶり。ホント残念な作品でした。
それからはや3年後(ドラマは2014年)、完結編となる映画をTV録画したのを見ました。
当時の怒りの記憶が薄れ、所詮実写版は原作設定をもらった別物として見ると結構楽しめました。
特に合戦シーンは映画版のせいか結構お金を掛けており迫力満点。本能寺の変も火を用いた絵作りは最高でした。
映画版は、信長に家族一家を殺された恨みを持つ羽柴秀吉の怨念を山田孝之が熱演。さすがです。主人公の小栗旬が霞むほどの迫力でした。
まだ原作では完結していない物語を映画独自のシナリオで描いていましたが、まあそうなるだろうな・・・という終り方でした。ただ死んだら元の世界に戻るというのはアンチョコすぎる気がしましたけどね(笑)
せめて最後のビデオレターの帰蝶は老けていなければダメだろう!と突っ込みましたけどね。